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Q1−1. |
システムAで分布が表示され、対象構造物がどこに位置するか表示されますが、その位置とは何をもって表示されているのでしょうか(応力度、曲げ・せん断の照査結果、鉄筋量?) |
A1−1. |
システムAでは、『上部構造』、『橋台』、『橋脚』、『擁壁』、『BOXカルバート』と5種類の構造物 それぞれに対して検索・照合等が可能になっております。
照合の際は、横軸と縦軸に検索・照合する項目を設定いただき、軸項目の組合せからグラフにて構造物の適性を確認します。
軸項目の内容は、各構造物毎に若干の差異がございますが、概ね、横軸は全高または幅、縦軸は厚さまたは鉄筋量を設定し照合いただく事になります。
橋脚を例に挙げますと
■横軸
・橋脚全高
・死荷重反力
■縦軸
・柱直角方向幅
・はり単位体積当たり鉄筋量
・柱(全高)単位体積当たり鉄筋量
・柱(はり、底版基部除く)単位体積当たり鉄筋量
・底版単位体積当たり鉄筋量
から横軸、縦軸の項目を組合わせ、構造物の適性を確認します。 |
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Q1−2. |
システムBCDそれぞれ、入力値に対して内部で計算を実施してその結果をチェックされると思いますが、それぞれのシステムにおける出力項目、チェック項目とはどのようなものでしょうか。
よければ出力サンプルを提供いただけないでしょうか(実際の計算書を見ながらチェックできるようなものなのか確認したい) |
A1−2. |
チェック内容に関しましては、以下のとおり各システム毎に差異がございます。
■橋梁構造物概算値チェックシステム(以下、システムB)
構造物の寸法と鉄筋量をチェックします。
■橋梁下部工耐震性能静的照査システム(以下、システムC)
設計に用いた上部工分担重量は正しいか?
設計に用いた固有周期は正しいか?
設計に用いた設計水平震度は正しいか?
橋台、橋脚、杭基礎は許容応力度を満足するか?
をチェックします。
■橋梁下部工耐震性能動的照査システム(以下、システムD)
[支承変形量の照査]
・最大応答変位、許容変位の結果を表示します。
・支承の条件がばねの場合のみ表示します。
[残留変位の照査]
・残留変位、許容残留変位の結果を表示します。
[橋脚部の最大応答曲率の照査]
・M-φモデルの場合
最大応答曲率、許容応答曲率の結果を表示します。
など。
なお、誠に申し訳ございませんが、土木構造物の設計成果チェック支援システムでは計算書出力はサポートしておりません。
上記理由より、誠に申し訳ございませんが、出力サンプルをご提示することはできません。
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Q1−3. |
チェック項目の中に配筋位置 のチェックはありますでしょうか |
A1−3. |
誠に申し訳ございませんが、配筋位置はチェックの対象外となっております。 |
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Q1−4. |
擁壁・ボックス・橋梁上下部 それぞれの部材における鉄筋量のチェックは含まれるのでしょうか |
A1−4. |
はい。含まれております。 |
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Q1−5. |
鋼橋やメタル橋脚には対応されていますか? |
A1−5. |
システムBで上部工と申しますのは、下部工設計用反力計算機能を指しており、上部工をチェックするものではございません。
鋼橋を対象にした下部工設計用反力計算機能はありますが、上部工、並びに、メタル橋脚は対象外です。 |
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Q1−6. |
擁壁やボックス、下部工製品 などは、UC-1の設計データを読み込んでチェックさせることも可能ですか? |
A1−6. |
システムBであります、『擁壁(Ver.12.01.00)』、『ボックス(Ver.11.01.00)』は可能でございます。
システムCでは、下部工構造物の登録時に限り『橋台の設計(Ver.11.01.01)』および『橋脚の設計 (Ver.10.04.00)』のデータ読込みが可能でございます。 |
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Q1−7. |
このプログラムは他社製品の設計チェックも行えるのでしょうか? |
A1−7. |
システムAは、橋梁形式や寸法(橋長、幅員など)のデータベースから照合しますので、必要データを入力していただくことになります。
システムB〜Dに付きましても、他社製品のデータを読み込むことはできませんが、新たにデータ入力していただくことでご利用できます。
データ入力に関する支援サービスも行っております。
http://www.forum8.co.jp/product/uc1/kouzou/seika-sien.htm |
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Q1−8. |
橋梁下部工耐震性能静的照査システム(システムC)に用いたUC-1製品バージョンを教えてください |
A1−8. |
各種UC-1バージョンは以下の通りです。
(1)震度算出 8.2.0
(2)橋台の設計 11.1.0
(3)橋脚の設計 10.4.0
(4)基礎の設計計算 10.2.0 |
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Q1−9. |
システムAに登録されたデータの情報漏えいについての対策は? |
A1−9. |
ログイン時のコーディングはSQLインジェクションに対応しています。
また、DBサーバに直接アクセスすることはできませんのでプログラムから情報漏えいが起こる危険性は低いと判断しています。 |
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Q1−10. |
橋台・擁壁など個別の設計プログラムとしても利用できるのか? |
A1−10. |
本システムでは、いわゆる計算書作成機能はありません。
あくまでも、成果物として提出された設計書をチェックする、もしくは、設計中の構造物を別途チェックするためのプログラムで、設計計算を行うものではありません。
結果として、ok、NGの判定一覧表が印刷される程度です。 |
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Q1−11. |
「イメージサイズが正しくありません」と表示され橋梁下部工耐震性能静的照査システムが起動しません |
A1−11. |
「イメージサイズが正しくありません」というメッセージについては、以前他のユーザ様からの問い合わせで、「AVG」というウイルスチェックソフ トによってFORUM8製品のファイルが削除され(誤検出と考えられる)、当該メッセージが表示され起動しなくなったという事例がありました。
従いまして、恐らく何らかのウイルスチェックにより誤動作している可能性があります。 |
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Q1−12. |
橋梁構造物Web照合チェックシステムで検索・照合および登録可能な構造物の種類は? |
A1−12. |
以下のの5種類となります。
(1)橋梁(上部)
(2)橋台
(3)橋脚
(4)擁壁
(5)BOXカルバート |
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Q1−13. |
橋梁構造物Web照合チェックシステムの照合では何をもって設計の妥当性を評価するのですか? |
A1−13. |
グラフ中の赤い四角が照合データの点となり、この点が同グラフ中の赤線に対してどこに位置するかで設計の妥当性を評価します。
例えば、照合点が赤線上もしくは赤線近傍に位置する場合は過去の事例から、この設計は概ね問題ないと判断できます。
一方、照合点が赤線からかけ離れたところに位置する場合、すなわち過去の事例からかけ離れた設計となっているため設計を見直す必要があると判断できます。 |
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Q1−14. |
橋梁下部工耐震性能静的照査システムでは、固有周期は確認されないのでしょうか |
A1−14. |
確認できます。
チェック項目の1つです。計算途中で本システムから得られる固有周期と成果物における固有周期との比較検証しています。
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Q1−15. |
橋梁構造物Web照合チェックシステムの分析・照合グラフの見かたを教えてください |
A1−15. |
グラフ上には過去の実績から回帰直線を描画しています。
現在検証中の結果(点)が回帰直線付近に位置していれば「概ね問題なし」、かけ離れていれば「問題あり」といった見方となります。 |
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Q1−16. |
橋梁構造物Web照合チェックシステムにてインポート可能とあるが、これは何をインポートできるのか? |
A1−16. |
データ登録時に保存したSDVファイルのインポートが可能となっています。 |
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Q1−17. |
合否を判断する製品のようですが、システムの概要を教えてください |
A1−17. |
本製品は、下記のとおり4つのシステムで構成されています。
・システムA
システムAは、サーバで管理されたインターネット上で利用するWebシステムになります。
下部工、BOX、擁壁などを対象としています。
成果物(チェック対象となる構造物)が、過去の設計事例と比べて、適当な範囲内で、部材厚、鉄筋量を要しているをチェックします。
システムが判断するのではなく、お客様にて、統計処理した結果をご覧頂き、成果物の適正を判断して頂くことを目的としています。
統計処理ですので、設計事例数が多ければ多いほど、精度がよくなると考えられますが、公開できる設計事例が少ない状況です。
・システムB
擁壁、BOXを対象に、必要条件を入力して頂き、システム側では、自動計算を行い、形状と配筋を決定します。この自動設計で得られた部材厚、配筋量より、成果物(チェック対象となる構造物)の方が、部材厚が厚く、配筋量も多ければ、安全側の設計として、問題のないものと判定します。
・システムC
こちらは、橋梁の下部工を対象に、全体系で固有周期、下部工設計用反力を計算します。この固有周期、下部工設計用反力と、成果物で使用している固有周期、下部工反力が大きく相違していないかを確認します。
問題がなければ、計算を継続し、下部工の断面照査を行い、応力度が許容値に収まっているかを判定します。
・システムD
システムCから得られる構造骨組み解析モデルを用いて、当社の非線形動的解析プログラム(Engineer’s StudioR)を利用し、「道路橋示方書IV下部構造編」および「道路橋示方書V耐震設計編」に基づいて、動的解析により下部構造の耐震性能照査チェック(支承変形量、残留変位、最大応答曲率、せん断に対する照査)を行い、各橋脚ごとに判定結果をまとめて表示します。
条件の変更は、システムCで行わなければなりません。
以上から、判断材料(OK、NGを含む)をユーザ様にご提供するといったシステムになります。 |